エクスプローラ、プロパティ、メッセージウィンドウ

ドッキングウィンドウは、用途に応じて大きくプロジェクト検索、プロパティ編集、メッセージ、デバッグウィンドウに分かれています。使用可能なドッキングウィンドウは、メニューの[View]またはリボンメニューの[View - Panes]から確認することができます。

Project Explorer

Project Explorerでは、オープンしたプロジェクトに含まれる全ての項目をツリー形態で表示します。Project Explorerの構成は下記の通りです。

Project Explorer


説明

1

検索およびフィルタ機能を適用するサービス(もしくは全体プロジェクト)を選択

2

検索およびフィルタ機能を適用する検索キーワードを入力します。検索ワードを入力後、エンターキーまたはF3キーを入力すると、該当する項目が選択状態に切り替わります。

(入力した項目は、大文字と小文字を区別しません。)

3

検索ワードとしてに入力された値と一致する項目を順番に検索

4

検索ワードとして入力された値と一致する項目でフィルタリングして表示します。

入力フィールドに検索ワードを入力してフィルタアイコンをクリックすると、検索ワードと一致する文字列が含まれたファイルやそのファイルが含まれたサービスのみ画面に表示されます。

5

プロジェクトが含まれているファイルと要素を表示

検索

プロジェクトに含まれているファイルおよび下位の要素を対象に検索を処理します。検索キーワードを入力してエンターキー(またはF3キー)を押すとすぐに検索が行われ、次の検索を行うには、F3キーを入力します。

検索ワードとして「TEST」を入力し、検索アイコンをクリックすると、Application VariablesのDatasetオブジェクトとBaseサービス内にあるFormの中で「TEST」が含まれた項目が順番に選択されます。

フィルター(Filter)

フィルタ機能は、サービス内に含まれたファイルとファイル内のプロパティを対象に入力された項目が含まれているファイルのみをフィルタリングして表示する機能です。

フォームファイルを開いていない状態では、フォームファイル名のみを対象にフィルタリングを行い、フォームファイルの編集中には、フォームに含まれているコンポーネントのidやその他のプロパティを対象にフィルタリングを行います。

フォームファイルを開いていない状態で「form」というキーワードを入力し、フィルタ機能のアイコンをクリックすると、フォームの名前に「form」が含まれているファイルのみ表示されます。

フィルタ機能は、プロジェクトの進行時の業務によってファイル(Form)の命名規則が指定されていた場合などに、必要な業務に該当するファイルを簡単に検索できる機能です。

プロジェクトの検索とフィルタ機能では、サービスに含まれているフォームファイルを開いていない状態では、フォームファイル名のみ対象に処理され、フォームファイルを開いた後にはフォームに含まれているレイアウトやスクリプト関連のプロパティまで含めて処理されます。

プロジェクト検索は、プロジェクト全体に含まれたアイテムやファイルファイルに含まれている項目を対象としますが、フィルタ機能はサービス内にユーザーが作成したファイルのみを対象として処理します。

コピー

Project ExplorerまたはResource Explorerウィンドウ内の項目をコピーして貼り付けると、_copyという文字列を追加して項目を作成します。コピーできる項目は以下の通りです。

Project Explorer

Form

Resource Explorer

InitValue

UserFont

ImageResource

NexacroThemeの下にあるデフォルトテーマをTheme項目にコピーする場合は、名前を変更しません。すでにコピーされたテーマをコピーして貼り付ける場合には、上書きするか確認して、「Rename」を選択すると、_importという文字列を追加して項目を生成します。

Resource Explorer

プロジェクトに含まれたリソースファイルを表示し、さらに作成したり、既存に作成したファイルをインポートすることができます。

Project Explorer


項目

説明

1

New Resource

新しいリソースファイルを作成します。

2

Import Resource

既存のリソースファイルをプロジェクトに追加したり、xpackageファイルを選択してImport Wizardを実行します。

Properties

Propertiesは、編集中のフォームやコンポーネント、Datasetなどに関するプロパティの値、及びイベント項目を表示させて編集することができます。

Object List

編集中のフォームが持つ全てのコンポーネント、Datasetなどをid値(オブジェクト名)でリストに表示します。選択したオブジェクトに応じてそれぞれのプロパティリストやイベントリストが表示されます。デザイン画面で任意のオブジェクトを選択することもできます。

Component List

ソート方式

Categorized

選択したオブジェクトのプロパティやイベントをカテゴリにソートして編集します。編集するときは、下図のように「▶」や「▼」をマウスでクリックして、カテゴリ項目を展開したり折りたたんだりできます。

Alphabetical

選択されたオブジェクトのアトリビュートやイベントをタイトル順に並べて編集するAlphabet Sort画面です。

編集対象

Property

選択されたオブジェクトのプロパティの値を編集する画面です。オブジェクト生成時XMLに自動的に追加される値やユーザーが変更した値は、太字で表示されます。

オブジェクト生成時XMLに自動的に追加される値は、META-INFファイルの<Property mandatory=""/> の値に応じてサポートされます。

properties_property

Event

選択されたオブジェクトのイベントを編集する画面です。値の入力ウィンドウをダブルクリックするか、コンボアイテムを選択して、イベントを生成することができます。

properties_event

Bindable

選択されたオブジェクトのプロパティにDatasetをバインドする画面です。最初のコンボはDatasetのIDを指定し、二つ目のコンボには、Column IDを指定してバインドすることができます。

properties_bindable

Initialize

最初のアプリが実行された場合にのみ、指定されたプロパティ値を使用し、以降にはユーザーが入力したり、実行中に変更された値を使用する必要がある場合があります。そのような項目の値は、Init Infoプロパティで別途管理します。プロパティ値のLayout Informationに該当する値を除いた残りの値のうち、一部の項目のみを編集することができます。

properties_initialize

empty value

プロパティ値が空の文字列(「」)である場合には、<empty value>がプロパティウィンドウに表示されます。プロパティウィンドウに表示される内容は、プロパティ値を容易に認識できるように補助的に提供される表示であるだけで、実際のプロパティ値には影響を与えません。<empty value>が表示されたプロパティ値をクリックして、プロパティ値を編集することができる状態になると、<empty value>は表示されません。

プロパティ値を空文字列として指定したい場合には、コンテキストメニュー>「Set Empty Value」項目を選択します。空文字列として設定されているプロパティ値を削除したい場合には、コンテキストメニュー>「Remove Property Value」項目を選択します。

プロパティ値が<empty value>に表示される場合には、sourceタブで下記のようにプロパティ値を処理する状態です。

<Button id="Button00" taborder="0" left="348" top="124" width="152" height="66" text="" tooltiptext=""/>

コンポーネントのプロパティの文字列型のプロパティの場合のみempty valueを表示します。たとえば、position関連のプロパティは、文字列ではなく、数値でプロパティ値を処理するため、コンテキストメニューからempty value関連項目が無効になります。

Computed Style

プロパティウィンドウの下部タブで[Computed Style]項目を選択すると、テーマ、CSS、Styleプロパティが処理されて、実際の画面に適用するスタイルプロパティ値が表示されます。以下の項目でbackground項目は、他のプロパティ値よりも太字で表示され、このような項目はプロパティウィンドウで該当プロパティ値を直接変更した場合です。

Computed Styleプロパティ値は、内部的に演算処理を経て表示する値であるため、直接プロパティ値を変更することはできません。テーマ、CSS、Styleプロパティ値を変更すると、その値が反映されて自動的に変更された値が表示されます。

プロパティウィンドウでも、Styleプロパティを選択すると、下部にComputed style property値を表示します。

User Property

Formを除くすべてのコンポーネントやDatasetには User Property項目を追加することができます。 Propertiesウィンドウからコンテキストメニューを呼び出して、[Add User Property]を選択します。

User Property入力ウィンドウには、String型の"Name"と"Value"の値を入力します。

もしコンポーネントが同じ名のプロパティを持っている場合、エラーメッセージが表示されます。

JavaScript予約語でプロパティ名を作成することができません。

追加されたプロパティは「User Properties」カテゴリに追加されます。

複雑な形式のプロパティ値の編集

複数の下位項目の組み合わせによる値など、設定値の形式が複雑な構成になっているプロパティでは、プロパティ値を編集できる専用の編集画面を提供します。

Color Picker

色関連のプロパティ値を選択した場合に色のリストから選択するか、Color Pickerを使用することができます。

Color Pickerを使用すると、様々な形式でカラー値を指定することができ、User Colorを保存しておいて再使用することができます。

gradient

colorプロパティ値を指定する際linear-gradientプロパティを編集する場合に使用します。[angle]項目でグラデーションを適用する方向を指定して、[color-stop]項目でグラデーションの色を指定することができます。グラデーションの色を指定する場合は、[Color Picker]を使用します。

[color-stop]項目の各色をマウス右ボタンでクリックすると、値を編集するか、該当する色の項目を削除することができます。

Border設定

borderプロパティを持つコンポーネントはBorder Editorを使用して、下位項目を編集することができます。プロパティウィンドウで、border項目の右側にあるボタンをクリックします。

ボタンをクリックすると、Border Editorがポップアップで実行されます。


項目

説明

1

Border value

作成されたBorderプロパティ値を確認または直接変更します。

2

Border

適用するBorderプロパティの詳細項目を設定します。

3

Preview

設定されたBorderプロパティを確認します。

Presetボタンを使用して、Border項目で設定したプロパティ値を必要な部分に設定することができます。

4

Detail

下位Borderプロパティ値を設定します。

該当項目は、展開するか折り畳むことができます。

5

Description

Borderプロパティ関連の制約事項を表示します。

Presetボタンは、下記のようなBorderプロパティ値を設定します。

フォント設定

nexacro platformアプリは、フォントが含まれて提供されていません。ユーザーのOSにインストールされたフォントを使用します。アプリの開発時に複数のフォントを指定して順番に使用可能なフォントを検索することが可能です。

フォント編集ウィンドウでは、フォント、サイズ、スタイルなどのプロパティ値を編集し、適用された状態をあらかじめ確認することができます。

複数行のテキスト入力

複数行のテキストを値として指定できるプロパティの場合には、プロパティ値の入力エリアの右側にドロップダウンボタンが表示されています。ボタンをクリックすると、複数行のテキストを編集できるウィンドウが表示されます。改行するには、Ctrl+ENTERキーを入力します。

ショートカットキーの編集

コンポーネントのhotkeyプロパティ値として、組み合わせるキーを選択できる編集ウィンドウをサポートします。

innerdatasetプロパティ値の編集

選択したDatasetオブジェクトに対して、innerdatasetプロパティを設定できます。該当のDatasetでのみ使用し、サーバー通信による値の更新が不要などの簡単な値を処理する場合には、innerdatasetを直接編集することができます。Rowを追加・挿入・削除する機能と、codecolumn値やdatacolumn値を設定する機能を提供します。

innerdatasetプロパティを設定すると、codecolumn、datacolumnプロパティ値がそれぞれ「codecolumn」、「datacolumn」として設定されます。

formatsプロパティ値の編集

Grid、ListViewコンポーネントのformatsプロパティ値を編集できます。デザイン画面でコンポーネントをダブルクリックするか、プロパティウィンドウでformatsプロパティを選択すると、編集ウィンドウをが表示されます。formatsプロパティ値の編集ウィンドウの詳細は、下記のリンクを参照してください。

Grid Contents Editor
ListView Contents Editor

フィルタ

プロパティウィンドウに表示される項目が多い場合、速やかに必要な項目を見つけることができるフィルタ機能を提供します。フィルタリングのために入力した文字と一致する部分がある項目は、すべて表示されます。

区切り文字( , )により複数個のフィルタリング項目を指定することができます。

ヘルプのリンク

プロパティウィンドウで、特定のプロパティ値を選択した状態で、メニューの[Help > Help]を選択するか、ショートカットキー(F1キー)を押してヘルプを呼び出すと、選択したプロパティ値が[Index]項目に入力されて、目的の項目のヘルプを簡単に見つけることができます。

プロパティウィンドウにフォーカスがない場合には、ヘルプの最初画面が実行されます。

プロパティ名のコピー

プロパティウィンドウにて、プロパティ名を右クリックし、コンテキストメニューからCopy Property Name項目を選択すると、クリップボードにプロパティ名がコピーされます。Copy Property Description項目を選択すると、ヘルプの該当の項目のDescriptionの内容がクリップボードにコピーされます。

プロパティリスト上の値表示に関する説明

プロパティリスト上の値は状態によって異なる文字の書式(色、イタリック体、太字)で表示されます。プロパティリストの右上部の「?」 ボタンをクリックすると、凡例が表示されます。各項目を選択すると、ウィンドウの下部に概要が表示されます。

各項目の適用優先順位と説明は下記の通りです。

適用優先順位

項目

説明

1

Current Layout Value

現在選択中のレイアウトで設定している値

2

Default Layout Value

デフォルトレイアウトで設定している値

3

Form Initialize Value

Initializeプロパティリストで設定している値

4

ENV Init Value File Value

Environment.initvaluefileidプロパティに設定しているファイル内に存在する値

5

Component(Metainfo) Default Value

MetaInfoファイルに保存されているコンポーネントのデフォルト値

下図は、フォームに追加したレイアウトに対して各プロパティ値を適用した例です。プロパティ値はその状態に応じて、凡例通りの文字の書式で表示されます。

上記の全項目が適用されているプロパティ値の場合、適用優先順位によってCurrent Layout Valueの書式で表示されます。その状態で現在のレイアウトでの設定値を削除すると、次の優先順位であるDefault Layout Valueの書式で表示されます。

initvalueidの設定については、下記のリンク先をご参考ください。

InitValueDefiniton

Message Window

Bookmarks

SourceまたはScript編集ウィンドウで使用されたBookmarkリストを表示します。リストに表示されたBookmarkをダブルクリックすると、編集ウィンドウが開いて該当のラインが表示されます。

Global Bookmark Window


機能

説明

1

Check Box

チェックされていない項目は、検索機能の使用時に検索対象から除外されます。

2

Toggle Bookmark

カーソル位置のブックマークを設定/解除します。

3

Delete Bookmark

選択したブックマークを削除します。

4

Previous Bookmark

以前のブックマークを検索し、カーソルを位置します。

5

Next Bookmark

次のブックマークを検索し、カーソルを位置します。

6

Delete All Bookmarks

表示されているブックマークをすべて削除します。

7

Previous Bookmark in Document

現在の編集ウィンドウで、以前のブックマークを検索してカーソルの位置します。

8

Next Bookmark in Document

現在の編集ウィンドウで、次のブックマークを検索してカーソルの位置します。

9

Delete All Bookmarks in Document

現在の編集ウィンドウで、設定されたブックマークをすべて削除します。

10

Go to Bookmark

選択したブックマークを検索し、カーソルを位置します。

11

Enable/Disable Bookmark

選択したブックマークを参照対象に含む/除外します。

12

Enable/Disable All Bookmarks

選択したブックマークを検索対象に含む/除外します。

13

Project Filter

サービスごとにブックマークリストをフィルタします。(Show All Bookmarks項目を選択する際には、プロジェクト内のすべてのブックマークのリストを表示します。)

Deleteブックマーク機能はチェックボックスから選択した項目ではなく、選択した行に該当する項目を削除します。下記のように削除する行を選択すると、青色に背景色が変わり、Deleteブックマークアイコンが有効になります。

Bookmarkリストは各PCのnexacro studio毎に管理を行っているため、他の場所で作業されたプロジェクトをコピーして作業する場合、Bookmarkは表示されません。

チェックされていないブックマークの項目は、探索対象から除外されます。

Output

nexacro studioでの作業中に発生する各種メッセージを表示します。メッセージには、各種エラー、進行過程の表示メッセージなどが含まれます。

Error List

スクリプトまたはXCSS編集ウィンドウで、入力時に発生したエラー、警告、通知メッセージをリアルタイムに表示します。ツールバーで選択したメッセージタイプに対してリストをフィルタリングすることができます。

番号

説明

1

エラーメッセージフィルタリングしたかどうか

2

警告メッセージフィルタリングしたかどうか

3

通知メッセージフィルタリングしたかどうか

4

メッセージリストと内容を表示

Find Results

メニューの[Edit > Find in Files]命令の処理過程を表示します。表示された各ファイルをダブルクリックすると、該当の編集ウィンドウが開き、該当のラインが表示されます。メニューの[Edit > Find in Files]検索ウィンドウで‘Find result 2 window’のチェックオプションに従って‘Find Result 1’ または‘Find Result 2’、‘Find Result3‘に結果を表示します。

番号

名前

説明

1

Go to Source Code

選択された項目のファイルLineに移動

2

Previous

選択された項目の以前の項目のファイルLineに移動

3

Next

選択された項目の次の項目のファイルLineに移動

4

Clear All

全検索結果削除

5

Find Canceled

ファイル検索操作をキャンセルします。

(検索対象プロジェクトに含まれているファイルが多い場合は、検索処理の途中でキャンセルする機能です。)

6

multikey filter

検索結果内でフィルタする単語を追加することができます。

コンマ、スペース、セミコロンで区切られて複数の単語を追加することができます。

ツールバーのPreviousあるいはNextボタンをクリックするか、特定のアイテムを選択して、Go to Source Codeボタンをクリックすると、エディタで該当行に移動することができます。

Reference

スクリプトウィンドウのコンテキストメニュー項目の[Find Reference]を選択すると、プロジェクト内で該当文字列に関連付けられているファイルを検索して使用する参照位置を表示します。項目をダブルクリックすると、該当場所のエディタを開きます。


項目名

説明

1

Go To Source

該当リファレンスの場所に移動

2

Refresh

リファレンスの再照会

(コード変更でLine値が変更されたり項目が追加、変更されたときに、リストを再照会します。)

3

Clear All

照会されたリファレンスを削除

Debug Window

作成されたコードの問題点を見つけるためのデバッグ作業を進める際に必要な機能を提供します。

nexacro studioで提供されるデバッグ機能は、NREで実行された場合にのみ動作します。実行環境がWebブラウザである場合には、Webブラウザで提供するデバッグ機能を使用する必要があります。

Webブラウザで提供するデバッグ機能は、下記のリンクを参照してください。

IE:https://msdn.microsoft.com/library/gg699336(v=vs.85).aspx

Chrome:https://developers.google.com/chrome-developer-tools/docs/javascript-debugging

FireFox:https://developer.mozilla.org/en/docs/Debugging_JavaScript

Debug Message

デバッグモードで発生するメッセージを表示します。

debug_message_pane_3

Breakpoints

デバッグモードで一時停止する場所をスクリプトコードで指定することができます。指定した場所はブレークポイントと呼ばれ、指定された値は、ブレークポイントウィンドウからリスト形式で表示することができます。

ブレークポイントが設定されたソースの場所に移動したり、無効または削除が可能であり、必要により、特定の条件でのみ動作するか、無視するように設定することもできます。

ブレークポイントの情報は、nexacro studioの内部で管理されるため、別のコンピュータでプロジェクトを開いたときに表示されません。

breakpoint_pane


名前

説明

1

Toggle Breakpoint

ブレークポイントの設定または削除

2

Set Conditional Breakpoint

条件付きブレークポイントの設定または削除

3

Edit Breakpoint

選択したブレークポイントの条件を編集

4

Delete Breakpoint

選択されたブレークポイントを削除

5

Delete All Breakpoints

すべてのブレークポイントを削除

6

Go To Source

選択したブレークポイントに該当する編集ウィンドウが開き、該当する行を表示

7

Enable/Disable Breakpoint

選択したブレークポイントを活性化/非活性化

8

Enable/Disable All Breakpoints

すべてのブレークポイントを活性化/非活性化

9

Breakpoint List

ブレークポイントのリストを表示

(デバッグ時に使用されないブレークポイントは、チェックを外す)

ブレークポイントを削除する場合は、ツールバーのDelete Breakpointを利用したり、ブレークポイントマーカーの位置でToggle Breakpointを選択して、ブレークポイントを削除することができます。

条件付きブレークポイントを追加するには、スクリプトの編集ウィンドウが活性化された状態でツールバーのSet Conditional Breakpoint選択時、編集ウィンドウのカーソルの位置にマーカーを追加して、Breakpointsウィンドウにブレークポイント情報を追加します。基本的な使い方は、ブレークポイントと同じですか、条件式(Conditional Expression)と無視回数(Number of Ignore)を設定することができるという点が異なります。

script_pane_conditional_breakpoint

条件付きブレークポイントを削除する方法は、ブレークポイントの削除と同じです。ツールバーのDelete Breakpointを利用したり、ブレークポイントのマーカーの位置からToggle Breakpointを選択して、ブレークポイントを削除することができます。

Call Stack

現在の位置まで呼び出された関数を逆順で表示します。該当項目をダブルクリックすると、イベントを呼び出した場所のコードに移動します。

callstack_01


項目

説明

1

Function

呼び出された関数名です。

2

File

呼び出された関数を含んでいるファイル名です。ファイルの完全なパスは、ツールチップで確認できます。

3

Line

呼び出された関数が宣言されたファイルからの行番号です。

4

Quick Show Function

呼び出された関数を含んでいるファイルをクイックビューに表示します。

callstack_02

callstack_03

Variables

現在の場所からアクセス可能な変数やオブジェクトの値を表示します。メンバーを含むオブジェクトの場合、+ / - ボタンで詳細を広げたり折ったりして確認することができます。値の変動が発生した項目の値は、赤のボールドフォントで表示されます。

variables_pane_01

Watch

特定の変数またはオブジェクトを指定しておいて、該当する値の変化を調べる機能を提供します。最終行をダブルクリックすると、新しいWatchアイテムを登録することができます。

Watch情報はnexacro studioの内部で管理されるため、別のコンピュータでプロジェクトを開いたときに表示されません。

watch_pane_01

オブジェクトや変数をWatchに追加するには、Watchウィンドウで[+]ボタンをクリックするか、最終行(Input Expression)をダブルクリックします。スクリプトエディタでも追加することが可能で、オブジェクトや変数名をマウスでドラッグして選択した後、Watchウィンドウにドラッグアンドドロップするか、マウス右ボタンをクリックして、コンテキストメニューからAdd Text to Watchを選択します。

Watchに追加したオブジェクトや変数を削除するには、Watchウィンドウで削除する項目を選択した後 -ボタンをクリックするか、キーボードのDeleteキーを入力します。

Script Editor

スクリプトエディタでは、デバッグ中にオブジェクトと変数の値を直感的に確認できるようにAssist TipとInline Assist Variable機能を提供します。

Assist Tipは、スクリプトエディタで値を確認するオブジェクトや変数にマウスオーバーすると、ポップアップ形式で該当情報を表示する機能です。該当項目が変数の場合は単純に値のみを表示し、オブジェクトの場合は構成されるメンバーとその値までツリー形式で表示します。

assist_tip

assist_tip_variable

Inline Assist Variableは、スクリプトエディタで関数の宣言部から現在のブレークポイントの間に存在するすべてのオブジェクトと変数の値を、各ラインの横に表示する機能です。

assist_inline_variable

また、ブレークポイントが属する関数だけでなく、それに関連するCall Stack上の関数をダブルクリックすると、スクリプトエディタに該当ファイルをオープンして、該当関数が呼び出される前までのオブジェクトと変数の値を表示します。

inline_assist_variable_2

Form、画像プレビュー

Project ExplorerからFormを選択するか、Resource Exploreから画像を選択すると、コンテキストメニューやショートカットキー(CTRL+ALT+P)でプレビューを実行することができます。

Formを選択してコンテキストメニューから[Show Thumbnail]を選択すると、デザイン画面のプレビューが表示されます。プレビューは2秒ほど表示された後非表示されます。

Generateファイルに基づいてプレビューを提供しており、Generateファイルが見つからないか、Formロードに失敗した場合には、プレビューが表示されません。