Environment
Environmentは、Application Informationとは別に、個々の画面を処理するための設定を定義します。 ScreenDefinition、Variables、Cookiesの項目を指定し、別のスクリプトを作成することができます。
ScreenDefinition
プロジェクトの作成時に指定したScreen情報の新規アイテムの追加、既存のアイテムの変更、および削除機能を提供します。編集した内容は、XMLファイルとして保存します。[Preview relation with App]領域では、Screen情報とApplicationがどのように接続されているか直感的に確認することができます。
プロパティウィンドウで、[Environment]項目を選択し、プロパティ値を変更します。
Screen Refactoring
生成されたScreenのidプロパティ値を変更すると、既存のidで参照中のApplicationを検索して変更された値に変換するScreenリファクタリング機能を提供します。
Variables
Environment設定に使用される変数を追加、修正、削除する機能を提供します。ここで設定した変数は、Application Informationと関係なく、共通で使用することができます。
スクリプトで変数を使用、修正、削除するときは、次のように使用します。
nexacro.getEnvironmentVariable("Env_Variable0"); nexacro.setEnvironmentVariable("Env_Variable0", 30); nexacro.removeEnvironmentVariable("Env_Variable0");
Cookies
Environment設定に使用するクッキーを追加、修正、削除する機能を提供します。
スクリプトでクッキーを使用するときは、次のように使用します。
var vCookie0 = nexacro.getCookieVariable("Cookie0"); var vCookie1 = nexacro.getCookieVariable("Cookie2", true); nexacro.setCookieVariable("Cookie0", "test"); nexacro.setCookieVariable("Cookie1", "test", true);
secureプロパティ値をtrueに設定したクッキーは、HTTPSプロトコルで暗号化された要求である場合にのみ送信されます。
HTTP Header
Environment設定に含まれるHTTP Headerを追加、変更、削除する機能を提供します。HTTP通信時Header領域に変数が追加されて、処理されます。
スクリプトでは、下記のように変数を追加、確認、削除することができます。
nexacro.setHTTPHeaderVariable("Server", "nginx/1.4.6 (Ubuntu)"); nexacro.getHTTPHeaderVariable("Server"); nexacro.removeHTTPHeaderVariable( "Server" );
Accessibility
アプリでアクセシビリティプロパティを有効にするためには、Environmentプロパティのenableaccessibilityプロパティ値をtrueに設定して、TypeDefinitionモジュール項目にAccessibility.jsonファイルを追加する必要があります。enableaccessibilityプロパティ値のみをtrueに指定した状態でアプリを実行した場合、Accessibility.jsonファイルを追加する必要があるという警告メッセージが表示されて、アクセスプロパティが有効になりません。
FDL (Form Definition Language)
FDLエディタは Project Explorerのコンテキストメニューから [Edit]、[Edit Source]、[Edit Script]を選択してビューでから開くことができます。
Design
コンポーネントをデザインし、プロパティを編集し、データをバインドすることができます。デザイン画面の右下に画面サイズを調節することができる機能を提供します。
デザイン画面はタブ位置でズーム機能をサポートします。
Componentツールバーの[Move]項目を選択すると、Formの基準座標を移動することができます。例えばForm外側の領域にあるコンポーネントを表現したい場合、[Move]アイコンを選択してFormの基準座標を移動して、目的の位置にコンポーネントを配置することができます。基準座標を移動すると、ルーラーもマイナス座標系を表示します。
Register TypeDefinition
他のプロジェクトのFormを開く場合、特定のコンポーネントが現在のプロジェクトのTypeDefinitionに登録されていない可能性があります。そのような場合には、該当コンポーネントがTypeDefinitionに登録されていない状態を表示し、すぐに登録できるような機能を提供します。
画面に表示されるコンポーネントである場合には、「undefined」が表示され、コンポーネント名が赤く表示されます。この時、コンポーネントを選択することができますが、関連するプロパティを表示せずにサイズを変更することはできません。
[Invisible Object]領域に表示されるオブジェクトである場合には、疑問符アイコンが表示され、選択時のプロパティウィンドウに関連するプロパティを表示しません。
TypeDefinitionに登録されていないコンポーネントをマウス右ボタンでクリックすると、Register TypeDefinitionというポップアップメニューが表示されます。該当項目を選択して表示されるポップアップウィンドウでClassNameを選択すると、TypeDefinitionが登録されます。
Source
FDLファイルのソースを確認することができ、直接編集することができます。
Script
FDLファイルのスクリプトを確認することができ、直接編集することもできます。
Go to Declaration
スクリプト編集ウィンドウで、コンポーネントやオブジェクトのメソッドの上にカーソルを置き、マウス右クリックすると、コンテキストメニュー項目中[Go to Declaration]という項目を確認することができます。
メニューから該当機能を選択すると、接続された関数の位置に移動するか、includeしたスクリプト内にある関数である場合には、該当ファイルを開いて、該当位置に移動します。もし、同名の関数が重複して発見された場合には、該当関数を定義したファイルリストを表示します。
リストの中で確認するコードを選択すると、該当コードをnexacro studioで確認することができます。
関数ではなく、プロパティを選択した場合には、以下のような警告メッセージが表示されます。
Open Include File
スクリプト内のinclude文を使用して、他のスクリプトを参照する場合には、該当スクリプトファイルを開く機能を提供します。 include文の位置でマウス右クリックしてコンテキストメニューを実行して、[Open Include File - XX.xjs]項目を選択します。
InitValueDefiniton
InitValueDefinitonファイルは、アプリ内でオブジェクトのプロパティ値の初期値を設定します。ファイルはXML形式で提供されます。InitValueDefinitonエディタは、Resource ExplorerでInitValueファイルを選択し、コンテキストメニューから[Edit]を選択して開くことができます。
TypeDefinitionファイルに登録されたオブジェクトのリストが左側に表示されます。オブジェクトを選択し、コンテキストメニューから[Add]項目を選択してInitValueを追加することができます。追加されたInitValueを選択すると、右側のエディターで値を指定します。
追加されたInitValue項目は、XML形式のファイルとして保存されます。[Source]タブを選択すると、作成されたファイルを確認することができます。
設定したInputValueを適用するには、まずEnvironmentプロパティのinitvaluefileidプロパティ値を指定します。
InitValueを適用するコンポーネントを選択し、[プロパティ]ウィンドウでinitvalueidプロパティ値を指定します。プロパティ値が適用されると、該当するプロパティ値にInitValueが適用されます。適用された値は、イタリック体で表記します。