主な変更事項(17.1.2.100)

プラットフォーム変更機能

NRE環境のログ

NRE環境での実行時に出力するログに対して、設定ファイルで出力形式を指定できるようになりました。アプリ内でもログが確認できるように既存のログ機能を改善しました。

アプリ配布ガイド > NREのログを確認

TLS 1.0、1.1のサポート終了

主なWebブラウザにおいて、TLS(Transport Layer Security)1.0および1.1のサポートが中止になりました。nexacro platfromにおいてもTLS1.0および1.1のサポートを終了しました。

IE, Edge: https://blogs.windows.com/msedgedev/2018/10/15/modernizing-tls-edge-ie11/

Firefox: https://blog.mozilla.org/security/2018/10/15/removing-old-versions-of-tls/

Chrome: https://blog.chromium.org/2019/10/chrome-ui-for-deprecating-legacy-tls.html

nexacro platfromのアプリケーションにて、TLS 1.0および1.1に設定されたサーバーにアクセスした場合はエラーメッセージを表示しアプリケーションを終了するか、該当のプロセスを処理しません。以下の画像は、Windows端末のアプリケーションでブートストラップファイルにアクセスした際にTLS 1.2未満のバージョンだったため、エラーメッセージを表示し、アプリケーションを終了する例です。

エラーメッセージの内容および表示形式はOSや実行プロセスによって異なる場合があります。

Easy UI Core機能サポート

データ(Model)、UIテンプレート(View)、アクション(Action)を指定し、組み合わせることで機能を開発できる方式を提供します。現在のバージョンでは下記の手順により開発を進めることができます。、プロジェクトの共通開発段階でデザインチームと一緒にViewSetテンプレートおよびViewテンプレートを定義し、データスキーマによるModelを構成し、必要なActionを作成します。開発チームは画面の要求事項に従い、Model、View、Actionを組み合わせることで各機能を追加します。

Easy UI Coreのマニュアルは現在準備中です。

NRE環境のリモートデバッグ

NRE環境で実行した際にChrome、Edgeのデベロッパーツールのリモートデバッグ(DevToolsのDevices画面> inspect)機能を用いて実機のデバッグができるようになりました。Windows、macOS、AndroidのNRE環境をサポートします。

アプリ配布ガイド > NREリモートデバッグ

DataObjectオブジェクト

JSONのようなデータ形式を扱うために、DataObjectオブジェクトを追加しました。REST API通信をサポートし、Datasetオブジェクトとのバインドによって受信データをGridコンポーネントなどに表示することができます。

詳細については、下記のガイドの説明および例題をご参照ください。

開発ツールガイド > DataObject Editor
コンポーネント実装ガイド > DataObject

開発ツール変更機能

ブートストラップのテンプレート管理機能

Projectをジェネレートする際に生成されるブートストラップファイルの中でHTMLファイルの一部の内容をテンプレート形式で修正して反映することができるようになりました。外部のスクリプトコードを追加することができ、URLパラメータとして渡される値を受け取って処理するように修正することができます。

開発ツールガイド > ブートストラップテンプレートの管理

BuildApp機能のユーザビリティの改善

BuildApp画面では必須項目のみを設定することでアプリを作成できるように改善しました。頻繁に使用されないオプション項目については、必要に応じてOptionsメニューより設定することができます。

開発ツールガイド > ユーザーに配布するインストールファイル(あるいはWebドキュメント)の作成